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『ヘナで白髪染めを始めるために知っておくこと』

「白髪染めしたいけど、ダメージが気になる。」

「髪が細くなってボリュームがなくなってきた。」

「ヘアカラーしていたけど、アレルギーでかぶれてしまった。」

など、お悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
白髪染めのヘアカラーの需要は益々伸びていますが、その反面、

髪のダメージやアレルギーを気にされている方も増えているのが現状です。

そんな、髪に対する負担やアレルギーを抑えた自然なもので、

髪のキレイを維持していきたいと考えるナチュラル志向の方達が注目している“ヘナ“で、

白髪染めを始めるために知っておくことについて、お話していきたいと思います。

ヘナってどんなもの?

ヘナで、白髪染めを始めるには、ヘナがどのようなものかを知る必要があります。まずは、どんなものなのかをお話します。

ヘナ(ヘンナ)とは、ミソハギ科の和名は、指甲花(シコウカ)とも呼ばれている植物です。

インド、エジプト、北アフリカ、イランなどの熱帯地方で、本来は、自生する植物でしたが、今では、沖縄でも栽培されています。

国産ヘナ(沖縄)

ヘナは、インドでは、古くから薬草としても使われており、髪の毛への効果としては、白髪染めやトリートメントとして知られるようになりました。

粉末状にしたヘナ

 

ヘナの染まる仕組み

ヘナで白髪染めできるのは、ヘナの葉に含まれるローソニアという赤色酵素色素にあります。タンパク質に反応して絡みつき、髪に膜を貼るようにオレンジ色に発色する性質を持っています。
ですので、白髪には、オレンジ色に見えますが、黒髪には、オレンジ色に見え難い特徴があります。
ちなみに、色合いや明るさの見え方は、白髪の量によって左右されます。オレンジ色では明る過ぎると感じる方には、ヘナを染めた後にインディゴ(藍)を使った二度染めでオレンジ色を抑えた自然な仕上がりにすることも可能です。

【施術前】

 

【施術後】

 

 

ヘナの種類と選び方

【2種類のヘナの特徴】

ヘナで白髪染めをする際には、ヘナの選定も重要になります。ヘナは、大きく2つの種類に分類ができます。
天然のものである“ナチュラルヘナ”と、科学染料を含んだ“ケミカルヘナ”という2種類が存在します。
科学染料を含んだヘナとは、“ジアミン”と呼ばれるアルカリ性の染料を加えたヘナです。“ジアミン”とは、ヘアカラーには必要不可欠で、色の発色のベースになるものであり、ヘアカラーによるアレルギーの原因でもあります。
アレルギーでお悩みの方は、“ケミカルヘナ”を使ってしまうと、ヘアカラー同様にアレルギー反応を起こしてしまうので、“ナチュラルヘナ”を使用しましょう。
また、ケミカルの見極め方は、発色の仕組みにあります。明るさの違いや色が選べるヘナには、“ジアミン”が含まれています。

 

【ヘナの産地による違い】

ヘナは、産地によっても品質が変わります。
日本では上質とされるインド産のヘナと、国産(沖縄)のヘナを、調査研究機関で調べたところ、ローソニアの含有量は1.5倍も、沖縄のヘナにはありました。理由は、紫外線照射量とも言われており、沖縄の方が紫外線量は高いためと考えられます。

それと共に、収穫にも差がでます。
インドではヘナの収穫は、年に1回なのに対して、沖縄では年3回の収穫ができます。
インドは気温2度の時期もありますが、沖縄では平均気温が20度以上あるため気温で収穫にも差がでます。
インド産のヘナは、知名度もあり需要が高いですが、生産が追いつかないことも考えられます。 これにより、栽培の過程で化学肥料を使用したり、葉以外の茎や根なども混ぜて、出荷量を確保しているものもあります。その為、ローソニアの含有量にも違いが出ているとも言えます。

沖縄のヘナ畑

 

ヘナの施術時間

ヘナで白髪染めする際、時間も気になる所の1つです。次は、施術工程についても詳しく紹介します。

【施術工程】

1.ヘナペーストを作る

ヘナで白髪染めをするには、ヘナの粉末をお湯などで、溶きペースト状にして白髪に塗布しないといけません。

ペースト状にするには、お湯の温度もポイントです。温度は、50〜60℃のお湯を使いよく溶きます。この際、ダマにならないように溶きましょう。加えるお湯の量は、ヘナの固さを見ながら調整するのが好ましいです。目安としては、ヘナの分量に対して、3倍〜4倍のお湯を加えます。固さの目安は、ポタポタ垂れない程度です。ゆるすぎると塗りにくくなるので注意が必要です。

お湯の中にヘナを入れるとだまになり難いです。

混ぜたりない状態。だまになっています。

ベーストの完成です。

 

2.塗布の仕方

ペースト状のヘナは、作ってから時間を置いた方がよいという説もありますが、ヘナで白髪染めした結果、色の出方にあまり変化は見られません。むしろ、時間を置かず温かい状態で塗布した方が、キューティクルも開きやすくなるので、染まりが良いと感じます。
塗布の順番は、生え際など、白髪が多く目立つ部分に、頭皮から髪に乗せるように塗布をしていきます。黒髪部分は発色だけ考えると、あまり色味は、感じられないので、白い部分が気になる方は、目立つところから塗布することをお奨めします。

コーム付きのハケで塗る場合は、コームで梳かし過ぎるのも髪のダメージにつながるので、梳かす際には気をつけましょう。

 

3.放置時間

ヘナの種類により、放置時間は異なりますが、塗布してから1時間から数時間かけて放置した後に洗い流すのが一般的な施術の仕方です。

ちなみに、沖縄のヘナで白髪染めした場合は、早ければ、30分で染まります。理由は、先にも述べたように、ローソニアを多く含んでいるからです。その他で、早く染まるというものには、化学物質を混ぜている可能性もあるので注意が必要です。
放置する際の注意点は、乾燥させない事が一番です。乾いてしまうとヘナがダマになってしまうので、ラップやヘアキャップをして乾燥を防ぎます。
放置する際の温度も気を配る必要があります。ラップを巻いた後は、タオルなどで包み保温させます。サロンで行う場合は、遠赤外線を当てるなどして、温度を上げます。

国産ヘナ(沖縄) 加温放置20分

※国産ヘナなら、自然放置でも30分あれば染まります。

 

冬場は特に部屋の温度にも気をつけましょう。ヘナの作用の1つに、体温を下げる働きがあります。暑さを凌ぐために、インドの方達は、ヘナを使うこともあるそうです。

身体が冷えやすい方は、血流を良くして体温が上がる水素吸収も一緒にされることをお奨めします。

 

4.ヘナを洗い流す

白髪が染まったことが確認できたら、ヘナを洗い流しましょう。時間が経ちヘナが、乾燥している場合もあるので、特に、表面や顔周りなど乾いている部分には、よくお湯をなじませて、温めのお湯で流します。ヘナはお湯で緩くなっていきますので、流れていきやすいですが、不純物が混ざったヘナですと流れも悪く、中々、洗い流しきれないので時間がかかる場合もあります。

髪質的に油分が不足している方は、ヘナが取りきれない傾向があるので、その場合は、シャンプーを使用して流します。
流した後、浴槽、シンクなどにオレンジ色が付きやすいので、お掃除も必要です。

 

5.髪を乾かす

ヘナで白髪染めした後に、水分を含んでいる髪は、オレンジ色が流れ出やすいです。濡れたままだと色が着くので、拭き取るタオルも色移りしてもよいものを使い、しっかり乾かします。
乾かす際には、高温の温風では、髪が固くなり折角ヘナで、ダメージ補修したのに台無しです。低温度の復元ドライヤーを使うと髪や頭皮もよりしっとりまとまるのでお奨めです。

復元ドライヤー

ドライヤーの枠を超えた美容機器。

髪だけでなく、全身にもドライヤーの風を当てることで、リンパの流れがよくなる優れものです。

ヘナは、油分も取るのでオイルなどを使って補います。

美容成分が高い、アルガンオイルがおすすめです。

髪だけでなく、全身にもお使いいただけます。

 

仕上がりの、オレンジ色、明るさが気になれば、藍(インディゴ)を塗って補色の効果で色を落ちつかせてください。

沖縄産アイ(インディゴ)

 

アイ塗布後30分

 

まとめ

改めて、ヘナで白髪染めする際に気をつけることは、ヘナは天然のものを使用すれば、髪の状態、頭皮の状態も変化していきます。それと同時に、天然のものであれば、髪質や状況によって、色の出かたや効果の得られかたにも差が出るのも事実です。
「ヘナの匂いが苦手だ」という方もいます。良質でないヘナは、独特の匂いが残りやすいです。中には、ヘナで染めて、数回は髪がゴワゴワする方もいらっしゃいます。

ヘナは弱酸性なので、ダメージ=アルカリ性に傾いていると、収斂し過ぎてしまい固くなった印象をうけます。髪のダメージ度合いによっては、油分が無くなっているので、更に油分を取ることで手触りが悪く感じるケースを“ヘナショック”と言ったりもします。

食べる物も、原産地や生産者を気にするように、植物性だからこそ、ヘナもどんな場所で出来て、どのように作られたかということに気を使うかも必要ではないでしょうか。

ご自身にあったヘナで白髪染めしていただき、よりキレイな髪や頭皮を目指しましょう!

 

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